今岳(読み)いまだけ

日本歴史地名大系 「今岳」の解説

今岳
いまだけ

標高二二一メートルと低い山であるが、頂上が玄武岩の岩頸により突兀たる形状をなしている。山麓に今岳神社があり、伊弉諾・伊弉冉二尊と天忍穂耳尊を祀る。社伝によると、敵を射る意味の「射魔岳」と神号し、神功皇后凱旋の祝詞を納めて祀られたという。その跡を村民が産土神としたが、天正四年(一五七六)伊万里城落城のとき兵火により焼失、その後、今岳神社と称号され、山代・有田・伊万里三郷の鎮守神とされた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む