事典 日本の地域ブランド・名産品 「今市かぶ」の解説
今市かぶ[根菜・土物類]
いまいちかぶ
主に奈良市高樋町で生産されている。奈良市今市町で生まれた品種で早生種。中型の偏球形をしたカブで、皮は白い。肉質が良く、甘みもあるため、葉とともに煮物や漬物に重用された。しかし、昭和40年代以降は栽培する農家が減少。市場での流通もおこなわれなくなり、一時は今市町での栽培も途絶えた。現在は、奈良県内の種苗会社が保存していた種子から選ばれたものを栽培しているのみ。
出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報