今案(読み)コンアン

デジタル大辞泉 「今案」の意味・読み・例文・類語

こん‐あん【今案】

いま新しく思いついた考え。
「―の我見の安立を捨てて、一向仏制に順ずべきなり」〈正法眼蔵随聞記・三〉

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精選版 日本国語大辞典 「今案」の意味・読み・例文・類語

こん‐あん【今案】

  1. [ 1 ] 〘 名詞 〙 いま新しく案じ出した考え。現在考慮していること。
    1. [初出の実例]「こんあんに、夜の御殿のふるき御丁のかたびらども、及び所々のござは、大盤所にたてまつる」(出典:東宮年中行事(12C後か)四月)
  2. [ 2 ] 書名。二条良基の制定した連歌の式目「連歌新式応安新式)」に一条兼良と連歌師宗砌(そうぜい)増補の手を加えて享徳元年(一四五二)に成った連歌式目書。新式今案。

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