日本歴史地名大系 「今田居村」の解説 今田居村いまだいむら 滋賀県:八日市市今田居村[現在地名]八日市市今代町(いまだいちよう)寺(てら)村の東にあり、村域は北は愛知(えち)川河畔から南は八日市台地上の八風(はつぷう)街道まで南北に細長く広がる。村名は寛永石高帳・正保郷帳では今代と記し、郷帳以外の史料は今田居と混用し、今田井と記すこともあった。天正一九年(一五九一)の検地に際して東方池田(いけだ)村との間で取交わされた同村との村境約定(志賀文書)に「今田井」とみえる。寛永石高帳では高三三二石余、彦根藩領。集落は北出(きたで)・中出(なかで)・西出・小林(こばやし)の四垣内の集合体の形をとっており、元禄八年大洞弁天寄進帳では家数三八・人数一八七(男一〇六・女七九、寺社方男二)。なお四垣内のうち小林は天文年間(一五三二―五五)分村との伝承があり、前出村境約定は小林を今田井と並んで宛所としている。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by