20世紀日本人名事典 「今西寿雄」の解説
今西 寿雄
イマニシ トシオ
- 生年
- 大正3(1914)年9月9日
- 没年
- 平成7(1995)年11月15日
- 出生地
- 奈良県
- 学歴〔年〕
- 京都帝国大学農学部〔昭和16年〕卒
- 主な受賞名〔年〕
- 朝日賞〔昭和32年〕,毎日スポーツ賞〔昭和32年〕,黄綬褒章〔昭和53年〕,勲四等旭日小綬章〔昭和59年〕,高石市名誉市民
- 経歴
- 昭和24年建設会社・今西組取締役、38年社長に就任。登山歴は小学校6年の時、父親に連れられ奈良県の大峰山に登って以来の山好き。大学時代は登山、探検に取り組み、戦後は京大学士山岳会(AACK)の中心メンバーとして活躍。31年には日本山岳会隊の一員としてヒマラヤ高峰・マナスル(8156メートル)の初登頂に成功、日本人として8000メートル峰の初の征服者となった。以後は経営する今西組の仕事が忙しく登山から離れるが、60年日本山岳会の会長を務めた。平成5年ネパールの大阪名誉総領事に就任。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報