デジタル大辞泉 「仏供」の意味・読み・例文・類語 ぶ‐く【▽仏供】 《「ぶぐ」とも》「ぶっく」の促音の無表記。「なほかの御―のおろし侍りなむ」〈枕・八七〉 ぶっ‐く【仏供】 仏に供える物。特に、米飯。ぶく。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「仏供」の意味・読み・例文・類語 ぶっ‐く【仏供】 〘 名詞 〙 ( 「ぶつぐ」とも )① 仏に供える物。供物。ぶく。[初出の実例]「同月修二大元法一所。〈略〉弁二備仏供一沙彌四口、別布二端」(出典:延喜式(927)三〇)「仏供、御燈などもたえず」(出典:宇治拾遺物語(1221頃)二)② =ぶつぐ(仏具)[初出の実例]「仏供同じく七宝をもて飾り奉らせ給へり」(出典:栄花物語(1028‐92頃)音楽) ぶ‐く【仏供】 〘 名詞 〙 ( 「ぶっく」の促音の無表記。「ぶぐ」とも ) =ぶっく(仏供)①[初出の実例]「なほかの御ぶくのおろし侍りなん」(出典:枕草子(10C終)八七) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
世界大百科事典(旧版)内の仏供の言及 【供物】より …神仏に供えるもの。神に供えるものを神饌,仏に供えるものを一般に仏供という。神饌はまたミケという。… ※「仏供」について言及している用語解説の一部を掲載しています。 出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」