デジタル大辞泉 「仕立つ」の意味・読み・例文・類語 し‐た・つ【仕立つ】 [動タ四]「仕立てる」に同じ。「みな装束―・ちて暗うなりにたる程に持て来て着す」〈枕・九〇〉[動タ下二]「したてる」の文語形。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「仕立つ」の意味・読み・例文・類語 し‐た・つ【仕立・為立】 ( 「し」はサ変動詞「する」の連用形 )[ 1 ] 〘 自動詞 タ行四段活用 〙① 病気などが回復する。[初出の実例]「当時疵は仕立候へども」(出典:上井覚兼日記‐天正一四年(1586)八月二二日)② 育つ。成長する。また、仕上がる。[初出の実例]「ちゃうど定た語なり。はやかうしたつたほどにと云心なり」(出典:史記抄(1477)六)[ 2 ] 〘 他動詞 タ行四段活用 〙 育てる。また、つくりあげる。したてる。[初出の実例]「みな、装束したちて、暗うなりたるほどに、もて来て着す」(出典:枕草子(10C終)九〇)「是迄〈略〉其番頭が養育(シタツ)て呉れましたので御坐いますから」(出典:落語・ちきり伊勢屋(1893‐94)〈禽語楼小さん〉)[ 3 ] 〘 他動詞 タ行下二段活用 〙 ⇒したてる(仕立) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例