付け手(読み)つけて

精選版 日本国語大辞典 「付け手」の意味・読み・例文・類語

つけ‐て【付手・着手】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 帳簿などを記入する人。
    1. [初出の実例]「金銀の渡し役、入帳の付手(ツケテ)」(出典浮世草子日本永代蔵(1688)二)
  3. 値段をつける人。
    1. [初出の実例]「干見世で十二文に買った茶碗わ、中通の朝市に南鐐八つ片に付人(ツケテ)か有」(出典:洒落本・南極駅路雀(1789))
  4. あとをつける人。尾行する人。
    1. [初出の実例]「つけてをつけて其人の居処を知たほどに」(出典:史記抄(1477)一七)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android