精選版 日本国語大辞典 「付け渡す」の意味・読み・例文・類語 つけ‐わた・す【付渡】 〘 他動詞 サ行四段活用 〙① もれなく全部に付ける。すべてに行き渡るように付ける。[初出の実例]「然て、人の食物共したる火の残て有けるを取て、宝倉共に次第に付(つけ)渡せば」(出典:今昔物語集(1120頃か)二六)② 事務や書類の引き継ぎをさせる。また、所領・物品などを他人の手に渡す。[初出の実例]「犯科人田畠在家并妻子資財事。於二重科之輩一者雖レ召二渡守護所一至二田宅妻子雑具一者不レ及二付渡一」(出典:御成敗式目(1232)四条) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例