つけ‐かえ‥かへ【付替】
- 〘 名詞 〙
- ① 他の物ととりかえてつけること。また、そのもの。
- [初出の実例]「附直て見するには心得よ。一句も又是を執筆立ちと云。此下もたがひたる事多く、附かへの句々皆臭腐也」(出典:俳諧・蓼すり古義(1771))
- ② 商取引で、一度依頼した人の分を他の人に移して、新しい取引とみなすこと。一度決めた取引を、他のものとかえること。約束した金利の利率を途中で変更すること。
- [初出の実例]「利上げをして、附(ツ)けかへでもなされば」(出典:歌舞伎・曾我梅菊念力弦(1818)四立)
- ③ 銀行の相互決済法の一つ。他地方にある三つの銀行間において、現金を用いないで、帳簿上の為替(かわせ)資金の移動を行なって、為替の帳じりを決済するもの。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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