仙台箪笥(読み)せんだいたんす

事典 日本の地域ブランド・名産品 「仙台箪笥」の解説

仙台箪笥[木工]
せんだいたんす

東北地方宮城県の地域ブランド。
仙台市で製作されている。現在の仙台箪笥のかたちに近い箪笥がつくられるようになったのは、幕末から明治時代初期にかけてのことと推定されている。明治時代末期から大正時代初期には生産量が急増し、仙台箪笥という名称もよく使われるようになった。材料には宮城県内の山地に産する欅や生漆を用い、鉄製の飾りをほどこして仕上げられる。戦時中には一切の生産が中止されたが、戦後再び生産が開始された。宮城県伝統的工芸品

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報

デジタル大辞泉プラス 「仙台箪笥」の解説

仙台箪笥

宮城県仙台市を中心に生産される工芸品。主にケヤキや栗を材料とし、鉄製の飾り金具をとりつけた和箪笥。江戸時代末期から製造されている。国および県の伝統的工芸品に指定

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

世界大百科事典(旧版)内の仙台箪笥の言及

【仙台[市]】より

…年中行事としては8月上旬の七夕祭,正月14日の大崎八幡神社の松焚(どんと)祭が名高い。伝統工芸品としては仙台平(ひら),仙台たんす,埋れ木細工などがあげられる。【長谷川 典夫】
[仙台城下]
 陸奥国伊達氏62万石の城下町。…

※「仙台箪笥」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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