仙養原(読み)せんようがはら

日本歴史地名大系 「仙養原」の解説

仙養原
せんようがはら

すもも以東、近田ちかだ上野うえの花済はなずみおよび一部現豊松とよまつ村南部に及ぶ県下一の原野。火山灰質の黒土に覆われる。標高七〇〇メートル前後(主峰竜王山は七四三メートル)、東西約二・七キロ、南北約一・六キロ、面積四〇〇ヘクタール。大正から昭和初期にかけては放牧場として利用され、またはるか瀬戸内海を望む高原は春夏の行楽地ともなった。福山歩兵連隊の演習地としての歴史もある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

世界大百科事典(旧版)内の仙養原の言及

【油木[町]】より

…人口3434(1995)。東は岡山県に接し,町域には中国山地の山々が分布,南東部から隣接する豊松村にかけて標高700m前後,面積400haに及ぶ仙養原(せんようがはら)が広がる。福桝川,帝釈川,天田川などが流れて東城川に注ぐ。…

※「仙養原」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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