代々木競技場(読み)よよぎきょうぎじょう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「代々木競技場」の意味・わかりやすい解説

代々木競技場
よよぎきょうぎじょう

東京都渋谷区代々木にある国立の競技施設。独立行政法人日本スポーツ振興センターが運営している。総面積は約9万 1000m2。アメリカ軍宿舎のあった国有地に,1964年の東京オリンピック競技大会のため,総工費約 31億円をかけて建設された。プール,アイススケート場を備えた延べ床面積2万 5396m2の主体育館と,バスケットボールなど室内球技場としての設備をもつ延べ床面積 5591m2別館体育館を中心とし,付帯設備,児童用屋外プールをもつ。丹下健三研究室ほかの設計で,2本の支柱の間に渡したケーブルで大屋根をつるした主体育館,巨大なポールを中心にさざえの貝殻状の吊屋根をもつ別館の建築様式が特徴となっている。 1988年大幅な改修工事が行なわれた。

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世界大百科事典(旧版)内の代々木競技場の言及

【国立競技場】より

…〈国立競技場法〉によって,1958年4月設立された政府全額出資の特殊法人。この法人は霞ヶ丘競技場(陸上競技場,庭球場,秩父宮ラグビー場),代々木競技場(第1,第2体育館),大倉山ジャンプ競技場,西が丘競技場,戸田艇庫などの体育施設およびその付属施設の運営・管理にあたるとともに,体育,スポーツに関する内外の資料の収集・整理・保存に努めるなど,体育の普及振興のために必要な事業を行っている。なお,一般的には東京オリンピック大会(1964)の開・閉会式の会場にあてられた〈霞ヶ丘陸上競技場〉の別称としても知られている。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」