代垢離(読み)だいごり

精選版 日本国語大辞典 「代垢離」の意味・読み・例文・類語

だい‐ごり【代垢離】

〘名〙 江戸時代伊勢参宮をする人から頼まれて、代わりに伊勢神宮近く宮川垢離(こり)をとること。また、それを業とする者。
※俳諧・蛇之助五百韻(1677)「むね算用にちかふ富士の根 よね高し代垢離奉加なかりけり〈重以〉」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「代垢離」の意味・読み・例文・類語

だい‐ごり【代×垢離】

近世、伊勢参宮をする人に頼まれ、その人に代わって伊勢神宮の近くの宮川の水で垢離をすること。また、それを職業とする人。

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