代理ミュンヒハウゼン症候群

朝日新聞掲載「キーワード」の解説

親が子らに薬物を与えてわざと病気にするなどし、献身的に看護をして周囲の注目を集めようとする精神的症状各地を冒険したとうそをつくドイツの物語の主人公ほら吹き男爵」が名の由来とされる。専門家によると、日本では1990年代以降、20~30件ほどの症例が報告され、欧米では社会問題になっている。

(2010-05-11 朝日新聞 朝刊 1社会)

出典 朝日新聞掲載「キーワード」朝日新聞掲載「キーワード」について 情報

知恵蔵miniの解説

親が子どもの身体をわざと傷つけたり、病気になるよう仕組んだりしたうえで、健気に看病する親を演じて周囲の同情や注目を集めようとする精神疾患幼児虐待特殊型ともいえる。子どもに様々な検査治療が必要であると医師に誤診させるために、体温計を操作して高体温を装ったり、子どもの尿に自分の血液を混ぜて血尿に見せかけたりするなどして症状を捏造する例がある。エスカレートすると薬物などを飲ませたり窒息させたりして子どもに実際の身体不調や病的状態を作り出し、子どもが死に至るケースもある。

(2020-9-17)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

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