コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

代行返上 だいこうへんじょう

ASCII.jpデジタル用語辞典の解説

代行返上

厚生年金基金が、国の運営する国民年金の積立金と支給義務を国へ返上すること。会社員の3分の1が加入している厚生年金基金は、国の国民年金部分と独自の年金基金の積み立て、2つの部分で構成され、その資金を国に代わって預かり運用する。年金の支給は、国民年金と独自の年金基金により同時に行なっている。しかし一部の厚生年金基金は、バブル崩壊以降、保有資産の値下がりからくる資金繰りの悪化や、日本版401Kプランなど新しい年金制度により、解散もしくは新しい制度に移管している。同時に、国民年金の代行部分を国に返上するケースが増えている。

出典|ASCII.jpデジタル用語辞典ASCII.jpデジタル用語辞典について | 情報

朝日新聞掲載「キーワード」の解説

代行返上

厚生年金基金制度は、企業と社員が支払う厚生年金の保険料の一部を、国に納めずに企業が基金で運用し、老後に年金を給付する仕組み(代行)。実際の運用が国の予定する利回りを上回れば基金は上乗せ支給などに利用できたが、株安や低金利で逆に穴埋めが必要になった。そこで、国は02年度から代行部分の返上を認めてきた。今年3月末までに783基金が返上した。

(2007-06-15 朝日新聞 朝刊 1総合)

出典|朝日新聞掲載「キーワード」朝日新聞掲載「キーワード」について | 情報

デジタル大辞泉の解説

だいこう‐へんじょう〔ダイカウヘンジヤウ〕【代行返上】

厚生年金基金が国に代わって運用・給付を行っていた老齢厚生年金の一部(報酬比例部分から過去の報酬の再評価・物価スライド部分を除く部分)の支給義務を国に返上し、この代行以外の上積み給付部分の支給義務を確定給付型企業年金へ移行すること。移行した確定給付型企業年金の形態として、規約型企業年金基金型企業年金とがある。平成14年(2002)に施行された確定給付企業年金法代行返上が認められるようになった。

出典|小学館デジタル大辞泉について | 情報 凡例

代行返上の関連情報