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代表なくして租税なし だいひょうなくしてそぜいなしtaxation without representation

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

代表なくして租税なし
だいひょうなくしてそぜいなし
taxation without representation

議会における人民の代表の承認を得なければ,政府は課税できないとする原則で,市民革命のイデオロギーの一つ。絶対王制政府の一方的,恣意的徴奪に対抗して,市民階級が掲げた要求で,本質的には,資本主義の発達の要件である資本蓄積と,経済活動の自由を阻害する絶対主義国家の非合理的財政制度および政策に対する市民階級の反抗を意味した。この課税原則は,すでに 1626年の「権利請願」において主張され,市民革命の結果,89年の「権利宣言」や 1789年の「人権宣言」において確立された。なお,65年アメリカにおいて,イギリス本国が制定した印紙税法に対するアメリカ植民地側の抵抗理論としてもこの原則は貫かれた。 (→租税法律主義 )

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