以聞(読み)いぶん

精選版 日本国語大辞典 「以聞」の意味・読み・例文・類語

い‐ぶん【以聞】

  1. 〘 名詞 〙 奏上すること。申し上げること。
    1. [初出の実例]「赦(ゆるし)を蒙て帝都に皈て、神託を以聞(イフン)して、令草創所也、初は神願寺とす」(出典壒嚢鈔(1445‐46)一四)
    2. [その他の文献]〔礼記‐曾子問〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「以聞」の読み・字形・画数・意味

【以聞】いぶん

上表する。晋・陸機〔平原内史を謝する表〕臣、營(へいえい)仰に(た)へず、みて拜表以聞す。

字通「以」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android