仮庵山経塚群(読み)かりほやまきようづかぐん

日本歴史地名大系 「仮庵山経塚群」の解説

仮庵山経塚群
かりほやまきようづかぐん

[現在地名]田辺市湊

闘鶏とうけい神社裏の小山(仮庵山)中腹から山頂にかけてある、平安時代末―鎌倉時代初頭の経塚群(一―三号)。仮庵山を含めた一帯はキンジ山とよばれ、闘鶏神社にかかわる禁足地であった。昭和三二年(一九五七)発見、調査された。第一号経塚は仮庵山中腹部にあり、自然石を環状に積んで築かれており、径約一・八メートル、遺物は刀子・瓦製小皿・小型硯・合子。第二号・三号経塚は山頂と山頂に近い場所に石室をもって造られている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ユーラシア大陸、北アメリカ大陸北部に広く分布し、日本では北海道にエゾヒグマが生息する。成獣は体長2メートル以上、体重300キロにもなり、日本最大の陸生動物として知られる。雑食性で草や木の実、サケ、シ...

ヒグマの用語解説を読む