仮枕(読み)カリマクラ

デジタル大辞泉 「仮枕」の意味・読み・例文・類語

かり‐まくら【仮枕】

仮寝かりね」に同じ。
ふしびぬしの小笹をざさの―はかなの露や一夜かりに」〈新古今羇旅

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精選版 日本国語大辞典 「仮枕」の意味・読み・例文・類語

かり‐まくら【仮枕】

  1. 〘 名詞 〙
  2. かりね(仮寝)
    1. [初出の実例]「夢のごとくに仮枕、夢のごとくに仮枕、傾く月の夜もすがら」(出典:謡曲・笠卒都婆(1430頃))
  3. かりね(仮寝)
    1. [初出の実例]「ふし侘びぬしののをざさのかり枕はかなの露や一夜ばかりに〈藤原有家〉」(出典:新古今和歌集(1205)羇旅・九六一)

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