仮領置(読み)かりりょうち

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「仮領置」の意味・わかりやすい解説

仮領置
かりりょうち

財産に対する行政上の即時強制の一手段で,行政庁が私人の所持する物を一時警察機関の占有に移すこと。例としては銃砲刀剣類の仮領置があげられるが,これは都道府県公安委員会が,他人生命または財産に対する危険防止上必要であると認めたとき,および銃砲,刀剣類を所持する者が日本に上陸しようとするときに行われる (銃砲刀剣類所持等取締法8,11条5項,25条1項) 。 (→領置 )

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android