仰西(読み)こうさいきよ

日本歴史地名大系 「仰西」の解説

仰西
こうさいきよ

[現在地名]久万町西明神

久万川の上流天丸てんまる川に沿って安山岩の岩裾を掘削した用水路。長さ五七メートル(うち一二メートルはトンネル)、幅二・二メートル、深さ一・五メートルで、上手は川水を取り入れ下手は田の用水路に結び、入野いりの村・久万町くままち村二五町歩の水田を養っている。久万町村の商人山田屋彦左衛門(山之内姓)私財を投じて開削したもので、名称は彼が晩年仰西と号したことによる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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