仲子(読み)ナカチ

デジタル大辞泉 「仲子」の意味・読み・例文・類語

なか‐ち【仲子】

兄弟の中で、年齢中間にある子。なかちこ。
都武賀野つむがのに鈴が音聞こゆ可牟思太かむしだの殿の―し鳥狩とがりすらしも」〈・三四三八〉

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精選版 日本国語大辞典 「仲子」の意味・読み・例文・類語

なかち‐こ【仲子】

  1. 〘 名詞 〙なかつ(中)子
    1. [初出の実例]「皇子の帳内(とねり)佐伯部の売輪(うるわ)(また)の名(な)は仲子(ナカチコ)」(出典日本書紀(720)雄略即位前(前田本訓))

なか‐ち【仲子】

  1. 〘 名詞 〙なかつ(中)子
    1. [初出の実例]「仲(ナカチ)を訳語田渟中倉太珠敷(をさたのぬなくらふとたましき)の尊と曰す」(出典:日本書紀(720)欽明元年正月(寛文版訓))

ちゅう‐し【仲子・中子】

  1. 〘 名詞 〙 二番目の子。第二子。次子
    1. [初出の実例]「長子味沙、仲子辰爾、季子麻呂」(出典:続日本紀‐延暦九年(790)七月辛巳)
    2. [その他の文献]〔史記‐楚世家〕

なか‐こ【仲子】

  1. 〘 名詞 〙なかつ(中)子

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