仲西飛行場跡(読み)なかにしひこうじようあと

日本歴史地名大系 「仲西飛行場跡」の解説

仲西飛行場跡
なかにしひこうじようあと

[現在地名]浦添市城間・屋富祖・宮城・仲西・小湾

市西部、西海岸沿いの平地に建設された日本陸軍の飛行場跡。現在の牧港補給まきみなとほきゆう地区(キャンプ・キンザー)にあたる。正式名称は陸軍南りくぐんみなみ飛行場で、仲西飛行場のほか、城間ぐすくま飛行場・牧港まきみなと飛行場とも通称された。規模は約一三五〇×四五〇メートルで、北東から南西方面に一三五〇×四五メートルの石灰岩簡易舗装の滑走路を有していた。一九四四年(昭和一九年)五月一日に第三二軍独立第三飛行場中隊によって工事が開始され、小型特攻機の離発着を可能とする一五〇〇×二〇〇メートル規模の滑走路が計画された。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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