企業的牧畜(読み)きぎょうてきぼくちく(英語表記)commercial grazing

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「企業的牧畜」の意味・わかりやすい解説

企業的牧畜
きぎょうてきぼくちく
commercial grazing

広義には家畜を商品の対象として飼育する牧畜をいうが,狭義には 15~16世紀に発見された新大陸で営まれている牧畜をさす。アメリカプレーリーグレートベースンアルゼンチンパンパスパタゴニアオーストラリア大鑽井盆地などの乾燥地帯で営まれている大規模な牧畜などがある。大きいものでは1つの牧場で 10万頭以上の家畜を飼育するものもある。おもな家畜は牛や羊で,毛皮,肉などを商品としてヨーロッパへ送っている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android