日本歴史地名大系 「伊ノ浦村」の解説 伊ノ浦村いのうらむら 長崎県：西彼杵郡西彼町伊ノ浦村[現在地名]西彼町伊（い）ノ浦郷（うらごう）小迎（こむかえ）村の北にあり、北部は針尾（はりお）瀬戸に臨む。江戸時代は大村領の外海（そとめ）に属する。元和八年（一六二二）のドミニコ会宛の大村ロザリオ組中キリシタン連判書付に「伊の浦村」の「下川三良右衛門はうろ」らが署名している。寛永五年（一六二八）キリシタン詮索の申渡しでは「いの浦」の問がみえる（「切支丹法度書」大村見聞集）。正保国絵図では伊ノ浦は荒潮であるが、小郡（おごおり）浦（現西海町）は船繋ぎが良好で大小の船二〇艘ほどを係留できるという（同書）。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by
