事典 日本の地域ブランド・名産品 「伊予緋かぶ」の解説
伊予緋かぶ[根菜・土物類]
いよひかぶ
江戸時代初期の1627(寛永4)年、松山城主に転封された蒲生忠知が、故郷の近江国(現・滋賀県)の日野菜かぶを取り寄せたのが起源とする説がある。かぶの表皮と茎が赤いのが特徴。肉質は緻密で固く甘みに乏しいため、煮物には向かず漬物に適する。10月下旬から収穫される。橙酢を用いて、芯まで鮮赤色に染まった緋かぶら漬けがつくられる。
出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報