伊佐部村(読み)いさぶむら

日本歴史地名大系 「伊佐部村」の解説

伊佐部村
いさぶむら

[現在地名]東村伊佐部

東は阿波崎あばさき村。北部は台地で、南部を新利根川が東流する。元禄郷帳の村高は八五五石余で、天保郷帳では九〇七石余に増加する。幕末は旗本松平氏領九一五石余(各村旧高簿)。「新編常陸国誌」によれば、東西一七町三〇間、南北一六町四〇間で、上宿かみじゆく下宿中郷なかごう前芝まえしば西にしなどの小名があり、新利根川両岸には堤防が築かれていた。

須賀谷すがやつに須賀神社(祭神須佐之男命)があり、延暦二年(七八三)創建、建治二年(一二七六)の再建と伝える。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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