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伊勢参り イセマイリ

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デジタル大辞泉の解説

いせ‐まいり〔‐まゐり〕【×勢参り】

伊勢神宮に参拝すること。また、その人。伊勢参宮 春》「春めくや人さまざまの―/荷兮

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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

伊勢参り

江戸時代中期以降、大坂の町民らの間で、伊勢神宮を目指す旅が盛んになった。参拝者は年間数百万人との史料もある。「ひしゃく一本持てば旅ができた」といわれ、沿道の住民による接待「施行(せぎょう)」も盛んで、「おかげ参り」とも呼ばれた。街道沿いには、参拝者を迎えた石灯籠(とうろう)や宿場町が今も残っている。

(2010-02-24 朝日新聞 朝刊 奈良1 1地方)

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百科事典マイペディアの解説

伊勢参り【いせまいり】

庶民が伊勢神宮に参拝すること。伊勢参宮とも。鎌倉時代以後,一般人が参宮するようになり,伊勢講も生まれ,御師(おし)が檀那回りをし,大麻(たいま)を配布し,巻数(かんず)をあげるようになって,いっそう盛んになった。
→関連項目兄弟分熊野詣

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世界大百科事典 第2版の解説

いせまいり【伊勢参り】

伊勢神宮への参詣。伊勢参宮ともいう。律令制下では伊勢神宮は国家祭祀の対象であって,天皇以外の奉幣を禁ずる私幣の禁があり,民衆の参詣などはなかった。伊勢神宮の存在は伊勢路をとった熊野への道者や先達によりしだいに人々に知られることになり,さらに全国の荘園に賦課された神宮造営の費用にあてるための役夫工米(やくぶくまい)は神宮の存在を在地領主に強く印象づけた。東国からはじまる御厨(みくりや)の寄進はその結果であった。

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大辞林 第三版の解説

いせまいり【伊勢参り】

伊勢神宮へ参詣さんけいすること。時候のよい春が多かった。伊勢参宮。 [季] 春。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

伊勢参り
いせまいり

伊勢神宮に対する信仰を基盤にした参詣(さんけい)の様式。伊勢参宮ともいう。古代の伊勢神宮は皇室の祖先神ということで、勅許によらなければ参拝することはできなかった。したがって、一般民衆はもとより貴族にしても個人的な参拝は許されるものではなかった。律令(りつりょう)制の衰退が進むなかで、一般の社寺参詣の影響を受けるようになり、民衆の信仰の対象となっていった。一方、伊勢神宮の内部からも、こうした民衆の信仰心にこたえるべく、御師(おし)の組織を形成した。そして、参宮のための宿泊の手配や大麻(たいま)などの神札の頒布を通して、地方の檀家(だんか)を拡大していった。また御師の活躍と並んで特筆されるのが、伊勢講や神明講の結成である。これは御師の回檀活動によるところが大であろうが、近世には数も増えて代参講として安定した。こうして中世末期から近世にかけて、かなり広範囲の信者を獲得するに至り、伊勢参りも隆盛を極めた。そうしたなかで、一生に一度はお伊勢参りをするものという通念が生み出された。こうした通念が基盤となって、伊勢踊の流行やお陰参りの勃発(ぼっぱつ)をみることになった。お陰参りは約60年に一度の周期で起こった熱狂的な群衆による参宮で、沿道の住民の施行(せぎょう)によって、着の身着のままでも参加できたのでこの名があるともいわれる。また、年少者が、親や雇い主などの許可なしに加わることを抜け参りといった。なお、伊勢参りには、出発や帰還時に坂迎えなどのような多くの儀礼がみられる。[佐々木勝]

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世界大百科事典内の伊勢参りの言及

【観光】より

…参詣は本来敬虔な信仰心に基づくのであるが,江戸時代に一般大衆の間にまで楽しみを目的とする旅行を行うだけの経済力その他の条件が整うなかで,たてまえとしての参詣,ほんねとしての享楽的な旅行が広まった。それが例えば伊勢参りを名目とする上方見物であった。参詣という名目を必要としたのには,封建体制の中で一般大衆の移動が厳しく制限される一方で,参詣だけは信仰心に基づくだけに制限しにくいという事情があった。…

【抜参り】より

…近世の伊勢参りの一形態。初見は《寛明日記》の慶安3年(1650)3月14日の条。…

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