伊勢縞(読み)イセジマ

デジタル大辞泉 「伊勢縞」の意味・読み・例文・類語

いせ‐じま【××縞】

伊勢で産した縞の木綿織物江戸時代商家丁稚でっち仕着せに多く用いられた。伊勢木綿

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精選版 日本国語大辞典 「伊勢縞」の意味・読み・例文・類語

いせ‐じま【伊勢縞】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 伊勢国松坂あたりで産する縞もめん。近世、商家の使用人の仕着せなどに用いた。伊勢もめん。
    1. [初出の実例]「朝暮伊勢嶋のもめんきる物の女房見た目なれば」(出典:浮世草子・新吉原常々草(1689)上)
  3. 転じて、近世、商家の奉公人をさす語。
    1. [初出の実例]「いせ島の内はゑんまを尊とがり」(出典:雑俳・柳多留‐初(1765))

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