最新 地学事典 「伊勢鉱」の解説
いせこう
伊勢鉱
iseite
化学組成Mn2Mo3O8の鉱物,六方晶系,空間群P63mc,格子定数a0.58052nm, c1.02277,単位格子中2分子含む。亜金属光沢,モース硬度4〜5,比重5.85。反射顕微鏡下で淡黄色を帯びた灰色。神岡鉱のマンガン置換体に相当。赤鉄鉱やハウスマン鉱からなる鉄マンガン鉱石に生じた脈状の菱マンガン鉱中に,黒色で不定型な20µm以下の粒からなる数mmから数cm程度以下の集合体で産出。輝水鉛鉱を伴い,まれに六角形の結晶面が観察される。名称は模式地のある伊勢市に由来。
執筆者:浜根 大輔
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

