伊多良貝(読み)いたらがい

精選版 日本国語大辞典 「伊多良貝」の意味・読み・例文・類語

いたら‐がい ‥がひ【伊多良貝】

〘名〙
① =いたやがい(板屋貝)①〔伊京集(室町)〕
咄本・私可多咄(1671)一「いたら貝(かい)は、海にある時はいかやうにしてとるそ」
板屋貝②の異称
※幸若・夜討曾我(室町末‐近世初)「いたらがいは岩永たう」
③ イタラガイに似た鐶付(かんつき)をもった茶釜。また、その鐶付。

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