伊東長実(読み)いとう ながざね

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「伊東長実」の解説

伊東長実 いとう-ながざね

1560-1629 織豊-江戸時代前期の武将,大名
永禄(えいろく)3年生まれ。豊臣秀吉につかえ,天正(てんしょう)18年備中(びっちゅう)(岡山県)に1万石を領する。関ケ原戦いに先だち石田三成挙兵徳川家康に内報した。大坂の陣で豊臣方についたが先の功でゆるされ,元和(げんな)元年備中岡田藩主伊東家初代となる。1万石。寛永6年2月17日死去。70歳。名はのち長次(ながつぐ)。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の伊東長実の言及

【備中国】より

…その後,久世重之,松平信通が入封したがいずれも間もなく移封し,99年(元禄12)板倉重高が2万石で入封し,以後譜代11代170年在封した。 1615年に立藩した岡田藩は,下道郡岡田(吉備郡真備町)に居所をもつ1万石の外様極小藩で,初代藩主は伊東長実で以後10代256年在封した。17年山崎家治が3万石を領して川上郡成羽(なりわ)に陣屋をもって立藩した成羽藩は外様小藩。…

※「伊東長実」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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