伊米神社(読み)いめじんじや

日本歴史地名大系 「伊米神社」の解説

伊米神社
いめじんじや

[現在地名]小千谷市桜町 一之宮

鎮座地一帯はかつて桜町さくらまち千軒の呼称があった。付近に若宮わかみや十二殿じゆうにでん袖振山そでふりやま殿内とのうち大門だいもん御手洗みたらし草薙くさなぎ注連榎しめえのき馬上面ばじようめん庄司面しようじめんなどの地名が残る。祭神伊米日子命。「延喜式」神名帳の魚沼郡五座のうちの「伊米イメノ神社」を当社とする説もある。八幡神を相殿に祀るので伊米八幡宮ともいう。近世の除地は東西一町五間、南北一町。社領は市野宮いちのみや村のうちに八石を有する。字伊米いめはら上神伊米清水うわがみいめしみずは上古の社殿跡といわれ、それより北二〇余町の下神しもがみ伊米清水は中古の社殿跡といわれる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

世界大百科事典(旧版)内の伊米神社の言及

【苗場山】より

… 古くから地元農民の信仰の山として名高く,《北越雪譜》にも登山記がみられる。山頂には保食(うけもち)神などをまつる伊米(いめ)神社がある。登山道は湯沢町赤湯,八木沢と栄村小赤沢,上ノ原からのコースが一般的である。…

※「伊米神社」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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