伊良保(読み)いらぼ

精選版 日本国語大辞典 「伊良保」の意味・読み・例文・類語

いらぼ【伊良保・伊羅保】

  1. 〘 名詞 〙 高麗茶碗一つ。李朝時代に焼かれ、桃山時代に伝わる。表面がざらざらしていて小石を含み、黄色っぽい釉(うわぐすり)をかけたもの。茶人に珍重される。
    1. [初出の実例]「河原かぶき子いらぼの茶わん」(出典:仮名草子・似我蜂物語(1661)中)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

選挙公営

国または地方公共団体が個々の候補者の選挙費用の一部または全額を負担すること。選挙に金がかかりすぎ,政治腐敗の原因になっていることや,候補者の個人的な財力によって選挙に不公平が生じないようにという目的で...

選挙公営の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android