伊良皆村(読み)いらんまむら

日本歴史地名大系 「伊良皆村」の解説

伊良皆村
いらんまむら

[現在地名]読谷村伊良皆いらみな大木おおき

喜名ちなー村の南、読谷山よみたんざん台地南東端の平坦地にある。絵図郷村帳・琉球国高究帳に「ゑらきな村」とみえ、高究帳では高頭二一九石余、うち田五〇石余・畠一六九石余。田が比較的多く、サシジャーガー(佐敷井泉)流域に豊かな田圃面影が残っている。東方のサシジャームイ(尚巴志が佐敷間切出身であったことにちなんだ名称)に沖縄島を統一した尚巴志王の墓、隣接してその家来の平田ヌ子と屋比久ヌ子の墓がある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android