日本歴史地名大系 「伊草村」の解説 伊草村いぐさむら 埼玉県:八潮市伊草村[現在地名]八潮市伊草・新町(しんまち)古綾瀬(ふるあやせ)川の氾濫原の沖積地に位置し、東は鶴(つる)ヶ曾根(そね)村。村名は低湿地に繁茂する藺草にちなむという。戦国時代頃の成立と推定される市場之祭文写(武州文書)にみえる「武州伊草市祭成之」は当地のこととされるが、比企郡伊草郷(現川島町)とする説もある。田園簿では田方一四一石余・畑方四四石余、幕府領。領主の変遷は鶴ヶ曾根村と同じ。天保六年(一八三五)の八条領村鑑(小沢家文書)によると、貞享元年(一六八四)の検地で高二五七石余、反別は田方二〇町一反余・畑方九町九反余、用・排水は八条用水組合・古利根川中川筋藻刈組合・綾瀬川筋藻刈組合に所属。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by