伊藤斗福(読み)いとう ますとみ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「伊藤斗福」の解説

伊藤斗福 いとう-ますとみ

1915- 昭和時代後期の経営者。
大正4年3月30日朝鮮釜山生まれ。小学校卒業後,日本に移住。昭和15年伊藤家の養子となり,日本国籍を取得。24年匿名組合方式の保全経済会をつくり,高利をうたい文句に15万人から約45億円をあつめる。株式や土地売買で運用したが,29年倒産。詐欺罪などにとわれ,懲役10年が確定(保全経済会事件)。この事件は,出資金,預かり金についての法律制定の契機となった。旧名は丁斗福。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

スキマバイト

働き手が自分の働きたい時間に合わせて短時間・単発の仕事に就くこと。「スポットワーク」とも呼ばれる。単発の仕事を請け負う働き方「ギグワーク」のうち、雇用契約を結んで働く形態を指す場合が多い。働き手と企...

スキマバイトの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android