伊豆佐野村(読み)いずさのむら

日本歴史地名大系 「伊豆佐野村」の解説

伊豆佐野村
いずさのむら

[現在地名]三島市佐野・芙蓉台ふようだい一―三丁目・はぎ

箱根はこね山西麓を源流とする大場だいば川の左岸に位置する。右岸に駿河国駿東すんとう郡佐野村(現裾野市)が存在するため伊豆佐野村とよばれる。南は徳倉とくら村、西は駿東郡麦塚むぎつか村・茶畑ちやばたけ(現裾野市)など。中世は佐野とよばれた。文禄三年(一五九四)検地があった(同年七月「君沢郡伊豆佐野村検地帳」勝俣家文書)。元禄一一年(一六九八)の豆州御知行渡并村々等郡訳によると本田高四四六石余・新田高四二石余。高七四石余と新田高七石余が各々旗本新庄・須田三宅・島田・井出・大久保の六家領となる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報