デジタル大辞泉
「伊部焼」の意味・読み・例文・類語
いんべ‐やき【×伊▽部焼】
備前焼のうち、岡山県備前市伊部で産するもの。また、備前焼の称。
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いんべ‐やき【伊部焼】
- 〘 名詞 〙 岡山県備前市伊部から産する陶器。備前焼の一つで、その代表的なもの。釉(うわぐすり)を用いず、はだ全体に鉄分を混ぜた化粧土を薄く塗って光沢をつけ、黒みがかった色合いに焼く。
- [初出の実例]「尹部焼(インベヤキ)は尾州和気郡尹部〈古名忌部村〉に於て製す」(出典:風俗画報‐一五八号(1898)器財門)
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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世界大百科事典(旧版)内の伊部焼の言及
【備前焼】より
…岡山県の東南部,備前市(旧伊部村)を中心として焼かれている中国地方最大の窯業地の製品。俗に伊部(いんべ)焼とも呼んでいるが,厳密にいうと,慶長(1596‐1615)以降,水簸(すいひ)した細緻な土を用い,塗り土をした黒褐色の薄手の作品を伊部手と呼び分けており,備前焼は広義の国焼としての総称である。その源流は6世紀以降,邑久郡邑久町,長船(おさふね)町,牛窓町に展開した須恵器窯(邑久古窯址群)にある。…
※「伊部焼」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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