伊都岐島神社(読み)いつきしまじんじや

日本歴史地名大系 「伊都岐島神社」の解説

伊都岐島神社
いつきしまじんじや

[現在地名]長崎市東琴平一丁目

古くは弁天社と称し、また金刀比羅宮を合祀することから「こんぴらさん」と通称される。旧村社。祭神は多紀理比売命・市杵島姫命・多紀都比売命・大物主大神・崇徳天皇。元禄四年(一六九一)大村藩四代藩主大村純長が戸町とまち大浦おおうら郷の蒙山山麓道栄どうえい崎に弁財天を祀ったことを始まりとする。のち大浦郷の舟津ふなつの民が浪之平なみのひら郷に移転したことに伴い、慶応(一八六五―六八)末年に浪之平郷古河ふるこつじに移され、同郷の鎮守とされた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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