日本歴史地名大系 「伏古別川」の解説 伏古別川ふしこべつがわ 北海道:胆振支庁登別市伏古別川登別市の東端、白老(しらおい)郡白老町との境界を流れる準用河川。河口は両市町にまたがる登別漁港にある。流路延長二・六キロ(指定区間も同じ)、流域面積一・九平方キロ。「蝦夷日誌」(一編)に「フスコベツ 此川ホロベツ、白ヲヒ両場所之境也」とある。この地帯は蘭法華(らんほつけ)岬と白老町のアヨロ崎に囲まれた自然港の要素をもっていたため、昭和二年(一九二七)六月に幌別(ほろべつ)村と白老村(現白老町)の共同運動による伏古別船入澗築設期成同盟会が結成され、同二五年に国・道の補助金が認められ、本格的な修築工事に入った。同四二年までに六億五千万円を投入し、東防波堤二四三メートル、西防波堤一四八メートルを築き、掘込みの船溜りが完成(以上「登別町史」)。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by