会津松平氏庭園(読み)あいづまつだいらしていえん

日本歴史地名大系 「会津松平氏庭園」の解説

会津松平氏庭園
あいづまつだいらしていえん

[現在地名]会津若松市花春町

薬園前やくえんまえ通の東側にあり、薬草を栽培したので薬園と称した。至徳元年(一三八四)蘆名直盛が東黒川ひがしくろかわ(のちの鶴ヶ城)を築いた約五〇年後にこの地で薬泉が湧き、寛文一〇年(一六七〇)会津藩二代藩主保科正経が庭園を造っていろいろな薬草を栽培し、三代藩主松平正容が朝鮮人参を試植し、民間に広く奨励したことから、御薬園の名で親しまれた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報