事典 日本の地域ブランド・名産品 「会津絵蝋燭」の解説
会津絵蝋燭[祭礼・和楽器]
あいづえろうそく
会津若松市で製作されている。芦名盛信が漆の木の栽培を奨励し、漆器製造とともに、その実から最上級の木蝋を採取して、蝋燭をつくらせたことに始まる。菊や牡丹・梅などの艶やかな絵柄が描かれているのが特長。現在は、櫨の実から蝋をとり、一本一本手づくりされている。丈夫で火をつけても長持ちするので、実用価値が高い。主に神仏用の灯明だが、婚礼の際には一対の会津絵蝋燭が灯され、これが華燭の典の語源になったともいわれる。福島県伝統的工芸品。
出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報