会田川
あいだがわ
現四賀村中川の地蔵峠と東山(入山)を水源とし、西に流れる中川と同村保福寺山(一三四五メートル)を水源として西流する保福寺川が合流して会田川となる。川は西に向かい五常地区の滝の沢・堂平沢・十二沢などの沢水を加え、現明科町大足の峡谷を屈曲して、小谷城山の裾を巻いて潮に出、犀川に合流する。その間およそ二六・七七キロ、水田の灌漑面積は約一六三町歩である。
水源地付近には火成岩があるが、中流以下は第三紀層の砂岩・頁岩層で粘土地帯が多く、下流に近いほど浸食がはげしく、深い谷地形を呈し、断崖地形が多くみられる。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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