日本歴史地名大系 「伝乗寺跡」の解説 伝乗寺跡でんじようじあと 大分県:豊後高田市真木村伝乗寺跡[現在地名]豊後高田市真中 真木養老二年(七一八)仁聞の開基と伝える。真木大(まきおお)堂に比定される。織豊期以降の成立と思われる六郷二十八山本寺目録(太宰管内志)に序分本山八ヵ寺の一として馬城山伝乗寺とみえる。中世末の成立と思われる六郷山定額院主目録(同書)には「馬城山伝乗寺、号修善院、衆徒三十六坊」とある。かつては六郷山の長講所(学問所)で、付近には釈迦堂・芝(しば)堂・黒草(くろくさ)堂・閻魔(えんま)堂などの寺坊跡が認められる。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by