伝佐原義連墓(読み)でんさはらよしつらのはか

日本歴史地名大系 「伝佐原義連墓」の解説

伝佐原義連墓
でんさはらよしつらのはか

[現在地名]熱塩加納村宮川 墓の西

半在家はんざいけ集落の南部平地にあり、県指定史跡。石柵の中に義連の墓塔と伝える宝篋印塔一基、これをめぐる五輪塔一〇基、東に顕彰碑が建つ。蘆名氏の始祖三浦佐原十郎義連は相模国三浦みうら衣笠きぬがさ(現神奈川県横須賀市)城主三浦義明の七男とも一〇男ともいわれ、同郡佐原村(現同上)に住して佐原氏を名乗った。文治五年(一一八九)の奥州合戦では源頼朝に供奉、八月一〇日の阿津賀志あつかし(現国見町)での合戦では畠山重忠・小山朝政・和田義盛・三浦義澄などと並んで奮戦した(「吾妻鏡」同年七月一九日条・同八月一〇日条など)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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