伝法堂(読み)でんぽうどう

家とインテリアの用語がわかる辞典 「伝法堂」の解説

でんぽうどう【伝法堂】

法隆寺の東院にある講堂聖武天皇(しょうむてんのう)の橘(たちばな)夫人の住宅から移したもので、奈良時代の貴族住宅唯一遺構。739(天平11)年の建立とされる。現在は平面が7間×4間、瓦葺(かわらぶ)きの建物であるが、創建当時は、5間×4間、檜皮(ひわだ)葺きの切り妻屋根で、妻側(棟に直角に接する側面)に簀(す)の子の広い縁があった。

出典 講談社家とインテリアの用語がわかる辞典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android