伯母沢村(読み)おばざわむら

日本歴史地名大系 「伯母沢村」の解説

伯母沢村
おばざわむら

[現在地名]旭町伯母沢

矢作川の支流介木けんぎ川に沿い、東は高蔵たかぞう村・おか村、南は下伊熊しもいぐま村・上伊熊村、西は押手おしで村・太田おおだ村、北は余平よだいら村に接する。集落は小起伏面上の山麓点在。寛永一二年(一六三五)当時、刈谷城主松平忠房領四八石八斗余と幕府直轄地二斗余の相給村。松平家領は元禄一四年(一七〇一)以後に西広瀬にしひろせ(現豊田市)に陣屋を置いた青山家の知行地となり明治に至る。

元禄五年の万辻万書上帳(伯母沢区有)によると、村高五四石余、田三七石八斗余、うち水所沼田三七石一斗余、畑一六石余。家数二四、本百姓一九、高不持百姓五。男女一〇六人、うち男五三・女五三、うち水呑男七・女六、馬六匹とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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