伴野郷(読み)とものごう

日本歴史地名大系 「伴野郷」の解説

伴野郷
とものごう

和名抄」高山寺本に「伴野」と記し、「度毛乃」と訓じ、流布本は「土毛乃」と訓じているので「ともの」と読むことに異説はない。この地名の初見は、大同三年(八〇八)撰進の「大同類聚方」(畠山本)に「伴野薬、信濃国伊那郡伴野之方、元少彦名神之方、加太豆支者 久里加和 一味研次白湯与」とあり、九世紀の初め、この地方に伴野を名乗り、薬方をもつ氏族のいたことが知られる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

ヒトメタニューモウイルス

(5)ヒトメタニューモウイルス(human metapneu­movirus: hMPV)概念 ヒトメタニューモウイルスはパラミクソウイルス科メタニューモウイルス属に属するウイルスで,急性呼吸器感染症...

ヒトメタニューモウイルスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android